言われたことにはやる気がしない

Yeah Man!

 

 

 

 

聡明舎では連休中に宿題が出ています。

 

 

 

 

勉強は「わかる」だけでは力がついたとは言えません。

「わかる」を「できる」に変えることで

ようやく試験などで得点することができるようになります。

また別分野や別単元の問題を見て当てはめて考えたり、

頭の中でいろんな知識がリンクしたり広がりを見せ始める段階、

つまり「応用力」まで身につけることも大切です。

 

そして、それらを実現する場所は家庭です。

学校や塾は「わかる」を達成する場所です。

あるいは「できる」の初期段階の手助けをする場所です。

子供たちはそのきっかけを足がかりに家庭で「できる」を固めます。

いわゆる家庭学習です。

本当は、どんな演習をすることで自分が最も「できる」ようになるかも

考えられるようになることが理想です。

しかし、なかなかそこまで要求するにはハードルが高い学年もあります。

そこでそれを手助けするのが講師が用意する宿題なのです。

 

ところが、人間というものは

「人からやれと言われたこと」にはなかなかやる気がわきません。

ここが難しいところです。

 

全てを決めさせるにはハードルが高い。

しかし、決められたことにはやる気が湧かない。

 

 

 

 

アメリカの心理学者リチャード・L デシは自律的行動ができるために

上手に支援することが大切だと言っています。

それはちょっとしたことであれ、

意味のある自己決定、自己選択の機会を提供することだそうです。

 

例えば、家庭学習をしない限り「できる」ようにならないとするなら、

子供たちが「できる」ようになるためには

子供たちには家庭学習をするかしないかの選択権はありません。

しかし、いつやるかを選ぶことは可能です。

ちょっとした自己決定の機会があることで責任感が芽生え、

それが子供の内発的な動機づけを高めるというのです。

 

 

 

 

もちろん、これだって実践したら

うまくいく子供もうまくいかない子供もいることでしょう。

うまくいく学年・クラスももそうでないものもきっとある。

だからまた別の自己決定、自己選択の機会を考えて提供し、

その結果を見てまた考える。

学年が上がれば、こういったやる気の原理原則や

家庭学習を自分で考えるハードルと

決められたことにはやる気が湧かないという

矛盾の壁について話してあげるのもいいかもしれない。

 

 

 

 

とにかく、子供達の中から沸き起こってくるようなやる気を

引き出してあげることが、

「わかる」を「できる」に変え、

さらには「応用力」に昇華させる源なのです。

 

ひとまず、

何か意味のある自己決定の機会を作ってあげてみようと思います。

 

 

 

 

 

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