経験はなにより物を言う

Yeah Man!

 

 

 

 

バナナを食べたことがない人に

バナナの味を説明するのはとても難しいです。

一番手っ取り早いのはバナナを食べさせることです。

これがバナナの味だよって。

 

何かを学び取るのに経験に勝るものはなかなかありません。

 

 

 

 

先日、試験対策の授業で数学の証明問題を解かせました。

まだ教えたばかりで「わかる」けれど「できる」まではいかない状態。

生徒はなんとか書いてみるけど、様子を見てみると解答は隙だらけ。

そこで、解説付きの解答を渡して見せてみました。

ため息をついたり、悔しそうな表情を見せながら、解答に喰入ります。

 

「では今から3分、時間をあげるから、

 3分で一番自分の力になると思う時間の過ごし方をしてみな。

 ちなみに、解説付きの解答はあげるからそれを写す必要はないよ~。」

というと、

各々の時間を過ごし始めます。

最初じっと解答を見て、しばらくすると解答を隠して書き始める生徒。

書きながら覚えようとしている生徒。

間違えた数カ所だけを徹底的に読み込んでいる生徒。

中には、ボーッとしてしまう生徒もごく僅かながらいましたが、

ほとんどの生徒が必死にそれぞれの時間を過ごしていました。

 

そこで、

「では、続きをやりたい気持ちはわかるし、やらせてあげたいけど、

 授業の時間もあるからここまでするから、

 いま持ってるその鉛筆で名前を書いて解答用紙を前に送って~」

というと、

なかなか鉛筆を離さない生徒が現れます。結構います。

 

 

 

 

そこで全員に話をします。

問題というのは解いて終わりでは力がつかないこと。

理解するためには解説を読み込むことが必要なこと。

解説は一見面倒臭そうに見えるけど、

読んでみるとちゃんと理解できるように書いてあること。

また、どうやって解き直すと力になるのかをみんなは知っているということ。

なにより、一旦始めた勉強は

「やめ!」と言われてもやりたい気持ちがあるということ。

 

生徒たちの表情は、

言葉だけを並べて説明するときよりも格段に伝わっている表情です。

そらそうです。

たったいま、その事実に直面したばかりなのだから。

 

 

 

 

全部が全部、そういう伝え方はできないかもしれません。

けれど、できる限り経験させてあげるというのが大切です。

考えてみれば、自分だって経験から学ぶことが一番多いです。

 

だからこそ、生徒たちに伝えているように、

何かに対して行動を起こすはやさは常に心がけねばなりません。

 

 

 

 

 

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