人間関係志向集団・問題解決志向集団

Yeah Man!

 

 

 

 

聡明舎には聡明タイムズという内部保護者向けの月刊誌があります。(ここ数ヶ月滞っておりましたが…)そこに自分のコラム欄があり、6月号の記事で投稿した記事とほぼほぼ同じ内容なのですが、ここにも書かせていただきます。

 

 

 

 

 

「友達と会社をおこしてもうまくいかないよ。」高校や大学の頃、友達と会社を始めたかった僕に多くの大人がアドバイスしました。当時はよくわかりませんでしたが、会社をやり始めて18年以上が過ぎた今、その言葉の重みを噛み締めます。

 

 

 

 

今でも付き合いの深い友達は何人かいて、小1の時からの付き合い、中学から、大学から…、と色々いますがまずまず仲良くやっています。とはいえ、みんな仕事もして、家族がいる奴も多いので昔ほど頻繁に集まることはできず、集まって飲むのも年に1~2回あるかないか…。昔のことを考えると少し寂しいけど仕方がない。

 

 

 

 

友達というのは「人間関係志向集団」です。つまり、最も大切にされるのは人間関係です。だから、気兼ねがないように見えて非常に気を使った関係です。本当は言ったほうが良いことでも相手が傷つくこと、空気が悪くなることはお互いになるべく言いません。よっぽどの親友ともなればあえて一歩踏み込むのでしょうけど、互いにストレスと労力がかかりますので、そのような関係はとても貴重な存在と言えそうです。僕らが時々集まって飲む時も、ほとんど他愛のない話に終始し、お酒が入りそれぞれが互いに抱えている問題に話題が及んでも、核心に迫る深いところまで踏み込むことはほとんどありません。

 

一方、会社というのは「問題解決志向集団」です。つまり、最も大切にされるのは問題解決です。だから、気は使いますが言うべきことはきちんと言い合います。当然、空気が悪くなったり傷つくこともあります。だから、最低限の気を使う必要はあります。しかし、気を使いすぎるあまり話の焦点が見えにくくなるのはもっと大きな問題です。考えを言い、それに対する懸念を言い、意見をぶつけ合って問題を解消する方法を考えます。「よりよく」を追求したり問題解決することが目的だからです。もちろん、他愛のない話をすることもありますが、それらは問題解決に向けた話し合いのための潤滑油。他愛のない話でお互いのことを知ってるからこそ、話し合いがヒートアップしたときも互いの言葉に裏がないことを信頼できます。

 

 

 

 

「人間関係志向集団」が「問題解決志向集団」を形成しようとすれば、お互いにきちんと割り切った関係を作るべきことを自覚する必要があります。年若き青年たちがそのことに気づくのはなかなか難しいかもしれません。あのとき僕にアドバイスをくれた大人たちはそれを伝えたかったのだと思います。

 

 

 

 

聡明舎は集団学習です。その方がメリットが大きいと考えています。理由は複数ありますが、その一つは「問題解決志向集団」が作れるところです。クラスメートは必ずしも「人間関係志向集団」である必要はないです。むしろ、学校やプライベートでそのような関係である場合、意識して割り切るべきだとも思います。彼らは全員、自分の能力をあげたくて、自分の目標を達成したくて、それらを通じて聡明舎の掲げる「勉強の本来の目的」に向かうメンバーです。それらの達成と現状のギャップ(問題)を埋めようとする「問題解決志向」の集まりです。聡明舎に通う生徒が自らを「問題解決志向集団」のメンバーとして意識できれば、強い学習集団が形成できます。その経験は、彼らが大人になり、会社などの組織の中で活動することになった時、必要な考え方やメンタルの強さを身につけることにもなりえます。聡明舎が育みたい力あるいは意識の一つです。第一に我々スタッフがそうなることを筆頭に子供達にも促していきたいと考えています。

 

 

 

 

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