思考力

どのような課題であっても

1つの課題に対する取り組み方は様々です。

 

第一に「何のために」という目的意識によって変わります。

それだけでなく、取り組む人の思考力や判断力によっても変わってきます。

つまり、課題に対する取り組み方には

目的意識や思考力・判断力が現れるということです。

できる限り柔軟かつ多様な思考力を手に入れたいものです。

 

 

 

柔軟かつ多様な思考力や判断力はどのように育つのでしょう?

子供たちを見ていて感じるのは、

他人の思考や判断に触れた時です。

数学の問題で、自分なりに解いたあと講師の解説を受けた時、

それが自分の考えもしなかったアプローチだったりすると

彼らは感動して一生懸命に板書を写します。

それだけでも成長を感じるのですが、

それ以上に大きな感動とともに

大きな成長を感じている場面を見る時があります。

それは同様の感動をクラスの仲間の解答から感じた時です。

同じ授業を受け、同い年で、同じ条件のもとで学んできた仲間による

自分が考えもしなかった思考に触れることはとてつもない刺激のようです。

「すげ~」「あたまいい~」「よくかんがえついたな~」「俺もマネしよ~」

といった声が何度も何度も口から飛び出します。

言われている子もなかなかのドヤ顔。

 

 

 

 

確かに試験や受験は自分一人で解かねばなりません。

誰にも相談できないし誰かの解き方を見てしまうとカンニングとなります。

現状の個人の到達度を判断する方法、合格者の選定方法が

このような方法である以上、必要に応じてその能力を鍛える必要はあります。

しかし、いざ仕事を始めると、

今度は人のやり方を見ないと怒られます。

聡明舎でも他の講師の授業見学をしない講師の成長は

遅く、小さいことが多いです。

見学の仕方や思考の盗み方に関しても指導があります。

また、誰にも相談しないで独断で進められた仕事も、

考え方が一面的で粗や抜けといった隙が見られることも少なくありません。

このように、仕事は仲間の仕事をよく見て、仲間の思考に触れ、

それらに刺激を受けて自分も思考を生み出し、

それが仲間の刺激になっていきます。

 

 

 

 

教育の現場においては、

今すぐに試験や受験の方法を変えることは難しいかもしれません。

だからといって、その能力を向上させることだけに偏重すると

柔軟で多様な思考力がおろそかになる可能性もあります。

バランスよく環境を整えてあげるのが大切かと思うので

そのような環境づくりにバランスよく挑戦する次第です。

 

 

 

 

 

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