船、航海

Yeah Man!

 

 

 

 

以前、聡明舎でも講演していただいた白石康次郎さん。

現在、単独無寄港無補給の世界一周ヨットレース「ヴァンデ グローブ」に

アジア人として初となる参戦をされています。

レースの状況はこちらから見ることができます。

 

 

約80日間、エンジン出力もなく大海原にたった一人というのは

いったいどのような気持ちなのでしょう?

想像すらできません。

ヨットの操縦から、天候観測、航路計画、現在地の把握、

不具合の修繕、食事の準備、休息…

何から何まで一人でやるわけです。

しかも、どれか一つミスをするだけで命を失うことに直結しています。

当然だれにでもできることではなく、

出場にはかなり高い条件をクリアする必要があります。

そして、その条件をクリアできるような出場者であっても、

棄権せざるを得ない状況に陥ることも少なくないそうです。

 

 

 

 

仕事や会社というものがときどき航海や船と重なって見えることがあります。

仕事をする人の中には白石さんのように単独船の人もいるでしょう。

しかし多くの人は会社組織に所属しています。

会社という船は複数の乗組員によって動いています。

乗組員の多い大型船もあれば、

少数の乗組員で構成されている小型艇もあります。

いずれにせよ、

組織は複数の乗組員で役割分担ができます。

また、お互いをフォローし合うことも出来ます。

とはいえ、メリットばかりではありません。

息が合っていなければ足の引っ張り合いになり、

むしろ単独船のほうが速く効率的な航海になることもあります。

また大型船になるほど、自分の役割がどのような意味を持っているのか、

どのように航海全体に対して役に立っているのか見えにくくなります。

それにより、モチベーションが下がったり、

やれと言われているからやる仕事に成り下がる可能性があります。

それは船そのものの速力が下がったり、

乗組員全員の命が危険にさらされることに直結します。

そうならないために必要なことは役割を担うすべての人が

目的地と現在地を把握し、航路を知った上で

それらに沿って自分の役割を果たすことです。

そしてそれを発信するのは船長です。

ゴールをしっかりと見据え、現在地とつなぐ航路を描くだけでなく

それをしっかりと発信する必要と責任があります。

ただ、乗組員が目的地とその航路に沿って

役割を100%の力で全うすることができれば

おそらく単独船よりも速く、

あるいはより困難な目的地にでも到達できるのではないかと思います。

 

 

 

 

集団学習を推奨する聡明舎の確信であり、組織としての希望です。

 

 

 

 

 

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