はのないはなし

Yeah Man!

 

 

 

 

とてもくだらない話です。

 

 

 

最近歯の治療をしてます。

その関係で一部が仮歯です。

先日、食事をしていたら、ガリッと石を噛んだような歯ごたえ。

口から出して見てみるとその仮歯でした。

って、簡単に書いてますけど「ヤベーし!」とかなり焦ってます。

というのも、その仮歯は歯科的に言えば上顎左3番、

映画で言えば準主役、野球で言えばクリンナップ打者と言えるくらい

人の顔をあらわす上で、数ある歯の中でも重要メンバーだからです。

 

鏡の前に立ち、ニッとしてみると

レレレのオジさん級に間の抜けたオジさんがこちらを見て笑ってます。

とはいえ、歯医者の予約はまだ先。

そしてその予約までの期間には、

聡明舎の新年度から始まる挑戦を僕から保護者の方にお伝えする

「保護者会」が全部で5本も入っていましたし、もちろん授業もあります。

それを考えた瞬間、

鏡の中のレレレのおじさんから血の気が引いていきました。

そして、慌てて仮歯を押し込みました。

 

最初に外れた時には押し込むだけで一旦収まりがつきました。

ところが翌日また食事をしているとガリッとなったのです。

そこからは外れるたびにどんどん外れやすくなっていきました。

一方で、最初に取れた時に強烈に感じていた「やばい感」も

少しずつ薄れている自分がいます。

色んな意味で慣れって怖い。

 

 

そんなある日、中二の生徒と話す機会があり、

地力はあるのになかなか結果の出せていない生徒だったので

話もだいぶ熱っぽくなっていました。

自信を持ちきれていない生徒になんとか前を向いて欲しいと願い

話の熱のギアをさらに一段上げた瞬間!

 

口の中から前列3番目の重要メンバーが口から飛び出していったのです。

話していた生徒の目は1.3倍ほどに大きくなり、

状況をうまく飲み込めない様子。

しかし、

その後ろにいた3人の別の生徒の目線がたまたまこちらを向いていて、

「なんかデターッ!」と悲鳴があがります。

チッ目撃者がいたか、と意外と冷静に頭の中でひとりごちつつ、

「歯っ歯っ歯っ!」となんとか嘘をつかずに笑ってごまかすのが精一杯。

レレレのオジさんスマイルを4人に浴びせ、

重要メンバーを拾い上げて流し場へ行き、

さっと流していつものポジションに戻します。

生徒のもとに戻り何もなかったかのように話の続きを始めると

狐につままれたか、イリュージョンでも見たかのような表情の生徒たち。

 

 

こいつはまずい…

生徒の前ならまだしも、このあと保護者会がある…。

しかも1日で3回も話をする日もある…。

 

保護者会当日、

もはやきちん整列する気がない重要メンバーは、

ちょっとした衝撃で簡単に整列から外れるようになっていました。

舌先でのサポートが必要なくらいルーズなメンバー。

果たして今日1日乗り切ることができるのか?

 

最初の保護者会、2回目の保護者会、3回目の保護者会と

何度か危ない場面はありながら、なんとか乗り切ることができました。

だいたいこういう不安を抱えている時は

何かしらのトラブル、事件が発生するのが常の人生でしたので、

乗り切れてしまったことに逆に拍子抜け。

 

 

ところが、事件はそのあと待っていました。

校舎に戻る車中、

松尾、楠本と保護者会の緊張もとけて、くだらない話に花を咲かせているとき、

楠本の何気ない一言に爆笑した瞬間!

重要メンバーはまたもジャンプして脱走。

今度はなんと車のシートの隙間に逃げ込み籠城を決め込む始末。

これが、いま芸能界でも流行りの突然引退?まさか!うちの歯に限って!

うろたえて、隙間を覗き込むも全く姿が見えません。

どうする?

パッと顔を上げて助けを求める視線を二人に向けると、

すでに爆笑モードに入っていて全くの役立たず。

二人の爆笑をBGMに校舎の駐車場に戻り、

極寒の夜の駐車場で、スーツ姿で跪く3人。

必死に探しているのが上司の歯だなんて、

通る人たちは思いだにしなかったでしょう。

 

もはや爆笑にも耐えられない満身創痍のメンバー。

翌日には、くしゃみをすると飛び出す始末。

山﨑と真剣に教室のことを話している時、くしゃみでピョン!

ついには授業中に生徒の解答に笑った瞬間、ピョン!

 

…その他色々ありましたが、

ようやく歯医者に行ってきます。

 

治る嬉しさと、笑えるの日々に対するロス感と、

なんだか色んな気持ちが交錯します。

 

 

芸能人は歯が命。

芸能人でなくても歯は大事です。

 

 

 

 

 

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