夢を叶える

Yeah Man!

 

 

 

 

今週も面白い卒業生が来たので書きます。

 

 

この子は中学のときから将来の夢が決まっていました。

それはテレビのアナウンサーになること。

プロ野球、特にジャイアンツが好きで、実況中継をしたかったのです。

もともとの資質として好きなことにはトコトンのめり込むたちで、

勉強を好きになることができるようになる近道であるという

聡明舎の考えとピッタリはまり中学時代も楽しく通ってくれていました。

 

 

彼の入れ込みかたは半端がなく、

野球観戦に行くときはラジオ実況を聴きながら観戦するとか、

家でテレビ観戦するときは音を消して自分で実況するとか、

あるいは、その昔聡明舎に草野球チームがあったときには

その試合を実況しに首から画板をぶら下げてやってきたりと

普通の人から見れば常軌を逸した入れ込みようです。

僕としてはそういう生徒はお気に入りボックスに入れてしまうので、

かなりの期待を持って眺めていました。

 

 

中3の後半になると、

家でとっていた報知新聞(ようはジャイアンツ新聞)の競馬欄に興味を持ち

読み込んでいるうちに競馬の魅力にとりつかれます。

すると今度は競馬の実況にも自主的に取り組み、

自分で競馬新聞を作ってしまう入れ込みよう。

知っている人はわかると思いますが、

スポーツ新聞の競馬欄の細かさは半端ないです。

それを手書きで作成するっていうんですから、もはやついていけません。

 

 

そういう奴って、

好きなことはトコトンだけど勉強はてんでダメって奴と

物事に対する入れ込み方そのものがわかってて、

勉強もできるって奴がいます。

この卒業生は後者の方で、勉強もよくできました。

高校生になってからは聡明舎に通っていなかったのですが、

大学は某テレビ局アナウンサーになるための登竜門だという

早稲田に現役合格。

合格後も放送部に所属し早慶戦などの実況活動を行ったり、

アナウンサー養成学校にも自主的に通うブッコミっぷり。

大学生になってから何度か野球観戦(巨人戦)に誘われているのですが

まだ一緒に行けてないのが残念なところです。

 

 

そんな彼が、久しぶりにチロっと顔を出しに来たのです。

聞けば、ニッポン放送のアナウンサー枠で内定をもらったとのこと。

ニッポン放送といえば

オールナイトニッポンという怪物番組を擁するラジオの雄。

スポーツ中継も、

ショウアップナイター、日曜競馬ニッポンなど歴史ある番組を持ってます。

 

『おいおい、まさかショウアップナイターでお前の実況が聞けるのか?

  まさかG1レースをお前の実況で聞くことになるのか?』

 

「ええ、まあいずれはそうなりたいなと…。」

 

『いや絶対なろう!なったらスゲェな~。

 東京ドーム行って、

 目の前で生観戦しながらお前に教わった通りにラジオで実況を聞くわけか。

 しかもその実況はニッポン放送アナウンサーのお前の実況だ。

 そらぁ、ドームのイケてるお姉ちゃんから買うビールの味も格別だろうねぇ。』

 

 

 

 

いや今からその日が楽しみで仕方ありません。

夢をまさに叶えようとしているのはすごいことです。

ちなみに他にどんな就職活動していたのかを聞き、

彼が夢を叶えそうであることに納得できました。

 

 

アナウンサー系の企業は他にも1社訪問していたそうです。

その他はアナウンサー系ではなく、

東京ドーム、JRA日本中央競馬会、DeNAベイスターズ球団、

といった企業を訪問していたそうです。

これらを聞くと彼はやりたいことがハッキリしていることがわかります。

彼は野球や競馬となんらかの形で関わりたいのです。

アナウンサーはその一つの形です。

しかし、アナウンサーは志望すれば誰でもなれるものではありません。

どちらかというと狭き門です。

もし、アナウンサーだけの決め打ちで就職活動をしていたら、

就職できない可能性も出てしまいます。

アナウンサーでないとやりたいことができないと決めつけていたら

話が前に進まなくなってしまいます。

アナウンサーになりたいのはなぜだったか?

きっと彼はそこを真剣に考えたはずです。

それはプロ野球や競馬が好きで、

それと関わる一つの形がアナウンサーだと行き着いたはずなんです。

だったら、世の中てきにアナウンサー狭き門なら、

アナウンサーがダメだったときの

二の手、三の手といった保険も考えておかねばなりません。

そうでなければ、アナウンサーがダメなときは

興味がないことを仕事にしなければならなくなってしまうかもしれません。

もちろん、

始めは興味がなくても関わるうちに好きなことになることもあるので

それが悪いというわけではありません。

しかし、彼はやりたいこと、好きなことがハッキリしていたのです。

だからこそ、アナウンサー以外にも多くの手段を考え行動していたのです。

今回、もし彼がアナウンサーがダメだったとしても、

万が一、訪問していたすべての企業から内定がもらえなくても、

彼はきっと、やりたいことをやるという夢は叶えていたことと思います。

彼の行動からそのバイタリティが伝わってきます。

 

 

植松さんもよく言っていることですが、

やりたいことや好きなことが夢であり、目的です。

職業、あるいは企業就職はその手段の一つに過ぎません。

つまり手段に関してはそれこそ数限りなく存在するはずです。

就職活動をするときは、

なりたいものより先に、

やりたいことをハッキリさせてから作戦を立てるべきです。

そうすればなりたいものは自ずといろいろ出てくるのではないでしょうか?

他の人から見れば、関連性のない幾つかの企業や発想は、

本人から見れば同じ集合の要素に見えるのです。

 

 

 

 

『そういや、オレ今でもあのときのコピー持ってるぜ~』

 

「えーっ!あんなの今でも持ってるんですか笑!?

   っていうか、よければ僕にも欲しいんですけど!」

 

『コピーのコピーでよければやるよ。

  っていうかお前が作ったやつだから、

     やるっていうかお前のだけどな笑』

 

僕の宝の一つが数年のときを超えて本人の手元に戻りました。

 

 

 

 

 

 

まぁ今みてもハンパない笑

 

 

 

 

 

 

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